Rebirth Of The Temple/Silent Civilian

Spineshankというインダストリアルメタル系のバンドに在籍していたJonny Santos(vo)が結成したバンドの1st。
ここで展開される音楽は完璧なエクストリーム・メタルです。インダストリアルな感じは全くないです。
疾走感が気持ちいいのは確かだが、それが一本調子な爆走になってないところがポイント高いです。
新世代メタルの中でも、これだけ高次元な正統派メタルをやってるバンドはそういないんじゃないかと思う。

4曲目Rebirth Of The Templeが最強!
イントロのギターリフの疾走でヘドバン確定。
voはグロウルというより絶叫系なのだが、サビのメロディがめちゃめちゃ印象的で、爽快感漂うクリーンvoで歌い上げます。
楽曲全体の疾走感も最高に気持ちいいです。
この1曲だけで買った価値があると思いましたよ。

7曲目のForce Fedも強力です。
ノリとしてはハードコア色の強いメタルなんだが、メロウなvoメロディが印象的な楽曲。

13曲目のLive Againは、彼らなりのパワーバラード。
イントロから哀愁系なフレーズで進み、voもクリーン。
そこからサビへ向かって一気にテンションアップ。グロウルとクリーンvoを使い分けて歌い上げます。
お約束といっちゃあお約束なんだけど、この曲をラストの13曲目に持ってきたのがポイント高いかと。
序盤がメロウに進むだけに、中盤からパワフルに展開するパターンが印象的でカッコいい。こうしたドラマチックなパワーバラードはSkid Row以来のような気がする名曲ですね。

全体的にギターが弾きまくりのアルバムです。ドラムも前面に出過ぎの感もあって、音作りは少々派手な印象です。
ちょっとプロデュース的には改善した方がいいかも…
それを割り引いても楽曲が強力なので、もはやそれさえも重箱の隅を突っつくようなことなのかもしれないです。

All That Remains、As I Lay Dying、Caliban辺りの好きな人は買って損なしです。…というか、それ以上です。

2006年のアルバムなので、いくらなんでもそろそろ2ndが発売になってもいい頃なんですがね~。何も情報が入ってこないことを考えるとかなり不安です。いいバンドなだけに…。

Rebirth of the Temple - Silent Civilian

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