2012年
6月
03日
日
イタリアのメタルコア/ハードコアバンド"Lullabies To Die"
まだインディーズなわけですが、ダイヤの原石というよりすでにダイヤです。
メタルコア/ハードコア界のモンスターがイタリアから出現したような気がします。
そのLullabies To Dieが、bandcamp.comにてアルバムを発売しています。
10曲入りで5ユーロ。
このクオリティで5ユーロは、ハッキリ言ってバーゲンだと思います。
詳しくはアルバムのレビューをしましたので、そちらを見て下さい。
Lullabies To Die - A Step To Depth
※アルバムの購入先・方法もレビューの方に記しています。
とりあえず、イチオシ楽曲"Behind The Line"のPVを
聴いてみりゃ分かります。大袈裟に煽ってるわけじゃないと。
この曲を聴いて卒倒寸前でした!
というわけで、みんなでLullabies To Dieを応援しよう!
2012年
5月
31日
木
ニュージャージー産ピコリーモバンド"Palisades"
Rise Recordsがまたステキ系スクリーモバンドを送り込んできましたね。
このところのトレンドとも言える、トランス系ではないエレクトリックサウンドと若干のメランコリー、それにメタルコアではないもっと正当派に寄ったメロディック・メタル感覚をしっかりとフューチャー。
でもさ、スクリーモとさえも呼べず、実態はポストハードコア系ではないかと。
めったにスクリームしないスクリーモといった感じだし。
曲を聴いてクラクラしました。
いいよ、これ!
Wolves
ノーマルvo主体でノリの良いIn Fear And Faithみたいだ。
というかさ、ついこの間Riseと契約したCrown The Empireと同じ路線だよな。
トレンドメーカーRiseとしては、こうした路線をプッシュするのかな?
とりあえず、これはチェックしておくべきバンドの一つですね。
2012年
5月
28日
月
言わずと知れたSoilworkのヴォーカリストBjörn "Speed" Strid
あちこちのバンドで正式メンバーだったりゲスト参加してたり大忙し。その身軽さは、Christian Älvestamと双璧と言っていいと思う。きっと、こうした忙しさを当の本人は物凄く楽しんでるんだろうな。
つい最近知ったことですが、メロパワバンド"Kamelot"の曲にもゲスト参加してたんですね。
The Great Pandemonium
この曲のグロウルがBjörn "Speed" Strid。畑違いの曲にも気軽に参加しちゃう。
他、Demon HunterやMercenaryの曲にもゲスト参加してたのを最近知った。
さて、カナダのメロデス/メタルコアバンドの"Blinded In Bliss"
どんな経緯で参加に至ったのか不明ながら、今はこのローカルなアマチュアバンドに在籍してます。
キミはいったいどんだけ身軽なんだ、と(笑
でもね、このバンド、元からヴォーカリストいるんですよ。グロウル担当が。
じゃあ、何をやってるのかというと、ツインヴォーカルで一部クリーンを担当してます。
「ああ、クリーンvo担当のメンバーなんだな」と思うじゃないですか。だって、バンドの公式サイトでも正式メンバーのように扱ってますからね。なのにですよ、やってるのはゲストvo程度の扱い(笑
アルバム内でBjörn "Speed" Stridの声だと確認できたのが数曲程度。それもその数曲さえ、一部しか歌ってませんからね。メインヴォーカルがほとんど歌ってしまってますから。もう、意味不明すぎます。
Washed Away
シャウトに近い絶叫系デス声の後ろで、かすかに聞き慣れたノーマルヴォイスの声が…
どう考えてもこれはゲストで参加したとしか思えない扱い。
あ、アルバム自体は似たような曲調ばかりですが、けっこうカッコイイです。
その辺り、もう少し楽曲のバリエーションを広げないと厳しいかなぁ。
が、ここで大ドンデン返し!
公式のFacebookページを確認してみたところ、正ヴォーカリストが脱退してるみたいですwww
なんだそりゃ!? 乗っ取りってこと?
こうして、名実共にBjörn "Speed" Stridはこのバンドの唯一のヴォーカリストの座に!
読めねぇよ、Björn "Speed" Strid、あんたの行動は。
2012年
5月
25日
金
米国産のポストハードコアバンド"I Am Abomination"
ポストハードコアの中でもメタリックなバンドは珍しくもないけれど、このバンドの場合はメタリックという意味がちょっと違って、ネオクラシカル・ポストハードコアとでも言うべき作風が特徴。
スクリームはほとんど無く、ほぼノーマルvo一本というのは当サイトで紹介するには反則ですが、その独特な音楽性は是非とも世間一般で広く認知されるべきとの考えの下に紹介します。
voの声質は魅力的だし、リズム系も安定感抜群だし、シンセも大活躍しているが、この際それらの楽器はどうでもいいです(笑。このバンドの場合、何はなくともギターに尽きます。
前述した通り、ネオクラシック・ポストハードコアとかシュラプネル系スクリーモといったサウンドは誇張でも何でもなく、彼らの音楽性を表現するにそれ以上的確なジャンルが無いです。
Hangin' On
2010年1st以来、久々の新曲です。
この新曲でもギターはスクリーモ/ポストハードコア系とは思えないほど弾きまくりですが、1stの頃に比べればこれでも控えめな方。気になるのはシンセが無くなってることですね。
あと、1st時に比べかなりハードというか重めなサウンドになったのかな。
ちなみに、その1stの音源はというと…
Since 1776
自己主張しまくりで縦横無尽に暴れ回るギターが笑えますね。テクニカルでもありメロディアスでもあり、速弾きも変拍子リフも自在に操るこのギタリスト、いったい何者なのよ?
当たり前のようにギターソロも搭載。
アルバム中でこの曲が特別ではなく、これが普通の状態です。
実際、これだけ魅力的なバンドが未だアマチュアなんですよね。
早く契約をゲット出来ればいいなぁ、と思う今日この頃。
…が、voとGを残して他全員脱退。メンバーチェンジのまっただ中です(泣)
2012年
5月
22日
火
メタルコアというかモダンメロデスっぽくもあるんですけどね。
東欧地域最強クラスのメタルコアバンドと言っても過言ではない彼らですが、哀しいかな東欧という環境の厳しさなのか、未だアマチュアでの活動を余儀なくされ、レーベルとの契約は結べていません。
そんなわけでCDを売っているわけでもなく、iTunes等でDL販売しているわけでもなく、地域内ではライブ活動や自主制作盤の販売などをしているのでしょうが、日本ではYouTube等で聴くのみという現状。
そんな彼らが、新曲を発表していましたね(といっても、2011年のことですが)。
"Tesla"
あの東欧の偉人"ニコラ・テスラ"にインスパイアされた曲なんですかね?
2009年ころの1st当時はメロデスに近い激烈系メタルコアに若干のシンセを加えた感じでしたが、今回の新曲ではトランスコア的要素を加えてきたみたいですね。よりモダン…今風なサウンドになった気がします。
個人的には、あまりトランスっぽさを前面に出すとPictures Inside Meらしさが失われていくと思うんですが…。なんか、このまま進んでいくとCasino Madrid化するのではないかと。
ちなみに、幻の1stのレビューはこちら → Pictures Inside Me - Обреченный Жить
2012年
5月
20日
日
英国のデス声フューチャー型メロディック・メタルバンドRavenface
昨年秋あたりから新曲を連発しているので、ちょっとまとめてみました。
とりあえず、まずは2010年発表の1st"This Is Annihilation"から。
"The Resurrection"
クリーンvo率高めで、グロウルは気持ち程度。哀愁漂うサビメロが素敵です。
で、いよいよ1st以降の新曲5連発!
"The Lucky One"
かなりロックなノリ。でも、やっぱりRavenface節炸裂!
なんだろう、この切なさは。
"Sidelines"
たぶん、Wait For No-Oneに並んで最も新しい楽曲だと思う。
このvoの声質が切なさとか哀愁味を増幅してるのかな、って感じ。
日本では(というか世界でも)まだまだ無名だけど、かなり良質なバンドです。
当サイトでは今後も猛プッシュしていきます!
ちなみに、上記で紹介した曲のうち"Wait For No One"と"Burn"以外は公式のFacebook及びReverbnationで無料ダウンロード可能ですので、応援ついでに是非DLしてくださいね。
※DLした方は彼らのFacebookで"いいね!"をお願いします m(_ _)m
2012年
5月
18日
金
メタルコアでもスクリーモでも、そもそもエクストリームな音楽ではないですが、なかなか良いポストハードコアバンドI The Mightyに出会ってしまいました(何を今頃…な感じなのかな?)。
EQUAL VISION所属なんですね、このバンド。
"The Dreamer"
スクリームしないスクリーモ、正にポストハードコアって感じがステキな曲です。
この、切なさを引きずりながら軽く疾走する展開が好きだなぁ。
グロウルとかスクリームとかデス声をフィーチャーしてる曲ばかり聴いてるので、たまにこういうオーソドックスというかナチュラルなメランコリック楽曲を聴くと癒されてしまいますね。
2012年
5月
15日
火
Bloodjinnで活躍するギタリストKyle Odellのもう一つのバンドVanisher
スクリームは導入してるけどメタルコア/スクリーモじゃないし、どちらかというとモダンメロデスの一種と言ってもいいけど、一番近いのはメロディック・メタルという不思議なバンド。
Glass Casketとは全く方向性が違うし、Bloodjinnには近い部分もあるけどそこまでメタルコアしてない上にメロディは一億倍増量した感じなので、Kyle Odellが参加しているということでその二つのバンドを思い描いてこのバンドの曲を聴くと間違い無く面食らうであろうちょっと異色なバンド。
現在のところ唯一のアルバム"The History Of Saints"は相当な良盤だったと思うのだが、全くもって話題にもならなかったのが個人的には2010年で最も納得のいかなかった出来事だ。
そのVanisherが、ひっそりとEPをリリースしていましたね。
Buried Alone
1 - Buried Alone 4:02
2 - Martyr To The Flames 3:32
3 - Reset 4:31
下のプレイヤーで視聴できます。
1曲目と3曲目が個人的に好みです。
ただ、なんか全曲スクリームを使わずにノーマルvo一本で歌ってますね。voは以前のままでチェンジしてないです。1stアルバムでいうところの"Oceans"路線へ向かうことにしたのかな?
そういうわけなのでエクストリーム系のメタルってわけではないですが、その分よりメロディアスな音楽性が明確になったという感じです。モロにメロディック・メタルです。1曲目はそこそこアグレッシブ、3曲目はかなりメランコリック、どちらの曲も以前からある叙情性が今回は大盛り状態ですね。
特に"Reset"の切なさといったら、かなりヤバイです。ギターが泣いてます。切なさをぶちまけながら疾走、ただでさえ悲しげなのに更にメランコリックになるサビ、その展開でゾクゾクしました。
スクリームが無くなってしまったのは悲しいですが、やっぱりVanisherはイイですね♪
2012年
5月
12日
土
スクリーモ/メタルコア界隈ではRise RecordsとSumerian Recordsの二大勢力が猛威を振るっていて、もはやメジャーレーベルでも太刀打ちが出来ないような情勢となっていますね。
というか、今やRiseかSumerianと契約するのがトレンドと言ってもいい。
そんなRise Recordsと契約した新人バンドの一つが"Crown The Empire"
新人ながら、秘めたるポテンシャルはかなりのものがあるように感じますね。
とりあえず、公式の音源は"Limitless"というEPのみでアルバムはまだリリースされていません。
が、このEPはなかなかのハイクオリティ。
"The Glass Elevator (Walls)"
少しピコ系の血が混ざったスクリーモ…と思いきや、途中からメロディラインがあからさまにヨーロピアン系のメロディックメタル。グルーヴ系とか重めブレイクダウン要素を導入したメタルコア寄りのスクリーモバンドが幅を利かせつつある昨今の情勢の中、いきなりこのメロディがサラリと出てきて少し焦りましたよ。
"Limitless"
The Glass Elevator (Walls)とは打って変わって、ガッチガチにピコリーモな楽曲。
この曲、Make Me FamousのDennis Shaforostovがゲストで参加してるけどさ、Make Me FamousってRise Recordsのライバルレーベル(?)Sumerianに所属してるよね?
"Wake Me Up"
これもノリの良いピコリーモな楽曲。個性とかまるで無いけど、これはこれで好きだな。
基本ピコリーモ路線なのは間違い無いけど、俺的には1曲目の"The Glass Elevator (Walls)"な路線に走ってくれると嬉しいんだけどね。この曲を1曲目に持ってきたくらいなので、もしかしたらバンドの方向性もあまり定まってないのかもしれない。…けど、たぶんピコリーモ/トランスコア路線になるかなぁ、という感じ。
結論としては、ちょっと頭一つも二つも抜け出すのは厳しいかな、と思う。今、ピコリーモ/トランスコア路線は群雄割拠の状態だし、同レーベルには超強力なWoe, Is Meがいるしねぇ。
ただ、もし"The Glass Elevator (Walls)"路線で攻めて来るなら俺は応援するよ(笑
2012年
5月
09日
水
アメリカ人の一人メタルコアプロジェクト"Beyond Our Eyes"
アマチュアさんなのですが、これが異常にクオリティが高くてヤバイです。
Zach Normanというこの人、ギター、ベース、ドラム、シンセなどの全楽器を操り、ヴォーカルもやってアレンジもプロデュースも何でもこなして、正にたった一人で楽曲を仕上げてしまいます。
で、これが個人的に激ツボ。ヤバイです。カッコイイです。
そのBeyond Our Eyesが新しいEPを発表してました。
Faithlessという楽曲です。
ルーズな感じでスタートしたかと思うと、その後はアグレッシブに展開するのがいいです。
この新曲ではフィーチャリングであるようにZak Teylahというvoが歌ってるみたいです。
実はこのBeyond Our Eyes、過去ほとんどの楽曲がインストなんです。
インストなのにすごくメタルコア。マジでカッコイイです。
これら曲もインストなのにすごくカッコイイし。
voアリの曲だと、こういうカッコイイ曲もある。テンション高めでイイ。
アマチュアなのでアルバム購入のハードルは高いです。
ただ、Amazon MP3では1枚だけアルバムの取り扱いがありますね。
ただ、この人の公式サイトにそのアルバムの記載が無いので別バンドのモノかもしれないです。
ちなみに今回紹介した曲は全て無料でダウンロード可能です!
※"Subconscious"以外は上記プレイヤーのDownloadボタンでDLできます。Subconsciousは公式のFacebookページからダウンロード出来ますので、是非聴いてみてくださいね。
ちなみに、公式サイトでは今年発表のアルバムを買うことはできます。
ほぼインストですが、視聴した限りではクオリティは実に高めですね。
アルバムが11曲入りで$5と安いので買ってみようかと思ってます。
2012年
5月
06日
日
英国のデス声フューチャー型メロディック・メタルバンドRavenface
本人たちはメタルコアを自称してますが、それは(いい意味で)真っ赤なウソです(笑。
メロディック・メタルにデス声を入れたというか、モダン・メロデスでデス声を少なめにしたというか、かなり独特な音楽をやってます。英国的なウェットな感覚が全面を占めているのも素敵です。
でも、まだレーベルとの契約がゲット出来てないんですよね。
彼らのアルバム自体は比較的簡単に手に入ります。自主制作盤扱いで、Amazon MP3やiTunesで買うことができますから。まぁ、契約なくても今はこうして世界に流通させられますからね。レーベルに属していればもう少し広く認知されるのかなぁ、とは思いますけどなかなか難しいですね。
そのRavenfaceが新曲を公開しましたよ。
去年からずっと新曲を立て続けに発表しまくってるのはファンには嬉しいことです。
"Wait For No One"
おお! 久々に出だしからデス声を入れてきましたか。
去年からの新曲ラッシュを含めて、最近の曲はアグレッシブな方向へ振ってますね。
もちろんRavenface節とも言える哀愁味溢れるサビのメロディは健在。
この新曲ラッシュはニューアルバムのフラグかもしれない。
期待して待ってみよう!
2012年
5月
03日
木
スウェーデンのテクノメタルバンド(?)"Escape The Day"
90年代ユーロビートとメタルを合体させたような音楽をやってるんですよね。
まぁ、メタルなサウンドはそれほど強くはないんですけどね。けっこうカッコイイ音楽をやっていて好きではあるんです。元々、ユーロビート系が好きだった時期もあるにはあるので。
で、最近またこのバンドを調べていて不思議なことに気づいたんです。
なんか、音楽性が進化しているというか(良い意味で)退化しているというか…
ちなみに、"Escape The Day"としての初期のサウンドは…
"Turn Back Time"という曲です。
メタル系のバックの演奏にテクノ系のシンセを載せて、女性&男性voのデュエット。これはこれでノリが良くて好きではあるんですけどね。テクノメタルという言葉がピッタリの曲でしょう?
曲としては2010年に発表していたものです。
で、この曲を最近(2ヶ月前くらい)にセルフカバーしてるんですけど、それがこれ。
"Turn Back Time"、同じ曲がこんな感じに変化しています。
テクノメタルコア化してます(笑。いや、すごくカッコ良くアレンジされていてビックリしました!
いや、まさか"再び"スクリームvoを載せてくるとは夢にも思わなかったです。
そう、"再び"と言ったのは、このバンド、元々は"Mindscape"と名乗っていたんです。
その時代(2008年頃)も基本はテクノメタルだったんですが、いくつかの曲ではスクリームを載せていて、それが実にカッコ良かったんですよ。ホントはそっちの路線に走ってほしかったくらい。
Mindscape時代のメタルコア楽曲"Derailed"
この曲を聴いた時は、同郷のDead By Aprilに続くモンスターかと思いましたよ。
Mindscape時代もこういったメタルコア楽曲は彼らの中では異質でしたからテクノメタル方面に進むのは必然だったんですけどね。もしかしたらDBAに似すぎていたからこの路線を捨てたのかも。
でも、残念だったなぁ。
このMindscape時代の曲で"As We Were Once"という曲もあります。
こちらも、テクノメタルコア楽曲。
いや、マジでカッコ良すぎですって。今のDBAより断然こっちの方が好きです。
で、この曲も3ヶ月ほど前にセルフカバーしてます。
うおおおおおおお!
やっぱ、このままこっちの路線に戻った方がいいって。
今なら、トランスコアとはちょっと違ったテクノメタルコアとして売り出せますから(笑。
マジで、この路線に戻って再出発しねぇかな。
ちなみに、Escape The Dayとしての基本路線はこんな曲ですよ。
こんな感じです。
悪くはないけど、やっぱりドップリとメタルに浸かってる俺としてはポップすぎるかな。
というわけで、何故か最近になって先祖返りしているEscape The Dayでした。