2012年
4月
30日
月
ロシアのトランスコアバンド"Fail Emotions"
今、最も東欧系で知名度も人気も高いんじゃないかな。
2010年の1stはトランスコア系ではかなりの良盤だったし。
そんなFail Emotionsが新しいEPを発表してますね。
下のプレイヤーでEP全曲を視聴可能です♪
Fail Emotionsは期待を裏切りません。今回もハイクオリティです。
ただ、1stと比べるとプログレッシブな要素を組み込んだのかな、って気がします。1曲目や4曲目あたりで変拍子が多用されてますね。そこが賛否両論を巻き起こしそうな予感が…
まぁ、自分は変拍子嫌いじゃないです。いや、大好きです。
勢いでEP買っちゃいます。
2012年
4月
28日
土
米国の若手メタルコアバンド"Handed To The Thousands"
メンバーはどうやら18〜20歳くらい。
アマチュアですけど、これがなかなか良さ気なメタルコアをやっています。
このバンドの2011年発表6曲入りEP"Rest For The Wavering"をレビューしてみました。
CDは売ってないです。
彼らの公式Facebookページで無料でダウンロードできます。
詳細等はレビューを見て下さいね。
Handed To The Thousands - Rest For The Wavering
2012年
4月
27日
金
ポップスをメタルアレンジでカヴァーするという手法は珍しくもないですけどね。
Gravewormほど秀逸なカヴァー曲を作り出すバンドはそう多くないでしょう。
人呼んで"メロデス界のカヴァー番長!"
いや、呼ばれてませんけどねww
アルバム発表毎に秀逸カヴァーを発表するんで、毎回すごく楽しみにしています。
原曲に忠実にカヴァーしたかと思えば、破壊し尽くしたカヴァー曲もあって面白いです。
アルバム本編よりカヴァー曲の方が楽しめたりして(問題大アリだけど)
で、まずは原曲を破壊して再構築した逸品が"It's A Sin"
Pet Shop Boysのカヴァーです。
原曲のイメージはメロディラインだけしか残さずに完全にメロデス化してますね。
本来、カヴァー曲はこうして自分たちのカラーを出すことに意義があると思うんですよね。
ちなみに原曲はというと…
これはこれで大好きな曲でした。
でも、こうして聴くとGravewormバージョンはインパクトが強すぎる…
他にもGravewormには秀逸カヴァーがありますよ。
ボニー・タイラーの名曲"I Need A Hero"のカヴァー。
原曲に極めて忠実にカヴァー。デスメタルバージョンですけどねw
こちらは、ポリスの名曲"Message In A Bottle"のカヴァーですけど…
あの〜、印象的なサビメロはどこへ行ったんでしょうか?
こちらがGravewormの名をメロデス界に知らしめた名曲カヴァー"Losing My Religion"
確かに原曲に忠実にカヴァーしてます。
メロデス的アレンジがこれほど強く出ているのに、原曲の美しさも忠実に表現。
チルボドのように、いっそのことカヴァー曲集でも発売すればいいのに。
もしかしたらオリジナルアルバムより売れるかもしれないし(それはそれで困るだろうなww)
俺は買う。絶対に買う。
2012年
4月
24日
火
メタルコアとデスコアの中間のようなサウンドで有名(?)なSea Of Treachery
メロディアスではあるんだけどG中心の組立てで、そのメロディよりも扇情的な突進力と強烈極まりないブレイクダウンが注目の的と言えるサウンド。2008年の1stはマジでぶっ飛んだ傑作だったし、プログレッシブな要素を持ち込んだ2010年の2ndも1stに比べれば劣るけどクオリティは高かった。
どちらのアルバムもグロウル率が非常に高めで、曲によっては全グロウルって曲もあったくらい。
現在のクリーンvo担当って、元Jamie's ElsewhereのChris Patersonなのね。
Jamie's Elsewhere時代はヘナヘナvoと叩かれまくってたが、そこは擁護の余地はなかったほど腰抜けヴォイスだった。まぁ、このバンドでもクリーンvoのみの担当で基本はBassだけど。
1stのノーマルvoは違うけど、2ndのクリーンvoは彼の声。う〜ん、今も微妙だ(笑
この曲で聴けるクリーンvoがクリス様の美声だ!
Jamie's Elsewhere時代からあまり変わってないけど、少しはマシになったか?
このSea Of Treacheryというバンドのメンバー、調べてみるとけっこう凄いことになってる。
ドラマーのAdam PierceはあのAll Shall Perishと掛け持ちで活躍中だし、リズムギター担当のChris SimmonsもデスコアバンドのSuffokateと掛け持ち。リードギターのVoice Gajicも一時期As Blood Runs Blackに在籍と…なんかデスコア系バンドとの繋がりが多いな。
元メンバーもかなり強烈。
元リードギタリストが現Emarosaに在籍してたり、元ベースはCasino Madridに一時期在籍、結成時のギタリストCory KnightなんてAt The Throne Of Judgmentの人だったわけですよ。
うーん、こういうバンドは解散のリスクが…
いやいや、間隔的にはそろそろな3rdに期待しましょう!
2012年
4月
22日
日
メロデスとメタルコアの境界が曖昧になって久しい今日この頃。
まぁ、曲が良ければどっちがどっちでもジャンルなんてどうでもいいんですけど。
でも、Lostprophetsの新譜を聴いて改めて思いましたよ。
「俺のホームグランドはやっぱりメロデスなんだなぁ」…と
さて、そんなメロデス界で期待の新人を発見しましたよ。
英国の"Midnight Realm"
イントロから泣かせまくり。いかにも英国産という感じの切なさ。
楽曲的にはクリーンvo入りだしモダンメロデスに括られるでしょうが、攻撃性を前面に出したリフワークと叙情性豊かなリードGでメロデスを主張。シンセも効果的に使われてますね。
エンディングに至る展開、特に一度静かに落ちる部分が悲しげで大好きです。
この曲、彼らのFacbookページで無料ダウンロード出来ますよ。
この曲もカッコイイですね。
メロデスにしてはノーマルvo使用率が高めなのとシンセがちょっと前面に出すぎかなと思うけど、楽曲的にはかなりイイ線いってます。ちょっと単調に感じる部分はあるけど。
今年にフル・アルバムをリリースする予定とのことです。
今後も要注目のバンドの一つになりそうです。
2012年
4月
20日
金
イタリアという国は、ヨーロッパ有数の良質なメタルバンド輸出国です。
ドイツが激烈系メタル産出国なら、イタリアはメロディアスなメタルバンド産出国と言っていいでしょう。
こういうのって、やっぱり国民性が出るんでしょうね。
そんなイタリアから、良質なアマチュア・メタルコアバンドを発掘しましたよ。
その名も"Lullabies To Die"と"Valkyria"
音楽性はどちらも普通にメタルコア。メロディック・メタルコアと言った方がいいのかな?
作曲センスが良すぎる。どこかで楽曲を売っていたら、即買いするレベル。
まずはLullabies To Dieから。
基本に忠実な、正にメロディック・メタルコアの良作!
メロディアスなイントロ、ヘヴィなブレイクダウン、疾走パートの突進力。実にいいです。
クリーンvo無しでありながらブルータル一辺倒では無く、しっかりとメロディアスに仕上げているのがポイント高いですね。特にイントロの殺傷力は激高。それと流麗なギターのメロディがヤバイです。
そして、Valkyria
同名のバンドが多数存在してるので、実際にデビューするとなったら改名すると思う。
それに、"Valkyria"ってメタルコアっぽくないバンドだし(笑
こちらは、クリーンvo有りのメタルコア。
AメロがミドルでBメロで疾走、サビがメロディアスって感じ。
サビ後の展開も好き。疾走が気持ちいいし。Gソロも搭載されてるのもGood!
イタリアン・メタル界の層の厚さはハンパないです。
これでアマチュアって、どんだけレベル高いんだよ(笑
2012年
4月
17日
火
元Mors Principium Estのギタリストでメインソングライター…というか、モルスのほぼ全曲を書き上げていたJori Haukioが立ち上げたバンド"Quantum Eraser"
音楽性はプログレッシブ系のメロディックデスメタルと自称しているが、モルスの音楽性をそのまま踏襲して、そこに若干のテクニカル要素を入れた感じ。クリーンvoも搭載して、モダンメロデスの血も導入してるのかな。モダンなのはノーマルvo部分だけで、他は激烈系メロデスなんだが(笑
このバンド、いや実に音楽性がカッコイイんですよ!
Demo音源なので音質は悪いですが、やっぱJoriすげぇ、って思います。
ぶっちゃけ、モルスの3rdよりも数段カッコイイです!
アグレッシブでデスラッシュ系の突進力の中に変則リフ&変拍子をぶちこんだメロディック・デスメタル。クリーンvoは余計かもしれないけど、Joriはメロデスの何たるかをホントに良くわかってる。
テクニカル系ではあるんだけど、突進力ありすぎてそこに耳が行かない(笑
モルス脱退後には一時期(2009年まで)だけフュネラル・ドゥーム系のバンド"Depressed Mode"に在籍してましたけど、今は脱退してるみたいで何してるか不明なんだよね。
なら、このバンドを真剣に始動させたらいいのに。
…って、もう3年近くも放置状態なんですけどね(泣)
2012年
4月
14日
土
東欧で最も良質なメタルバンドを排出する国だと思われるウクライナ。
Pictures Inside Meなんかはその代表格と言っていいバンドでしょう。
そのウクライナからまたまた良質なメロデスバンドが登場しました!
その名も、Sol Inside
ウクライナって、ほんとにレベルが高いというかなんというか…
もちろん、このクオリティでアマチュア。
ウクライナからデビューするのはやっぱりハードルが高いんだろうな、と思ってしまう。
この曲は特にヤバイです!
バンドの音楽性自体がモダン・メロデス型で、この曲もデス声フューチャータイプのメロディック・メタルといった感じ。メロデスというには攻撃性というかアグレッシブさが足りないかなとは思うけど、メランコリーを帯びたサビメロはイイです。サビは特にPicture Inside Meっぽいな。
叙情メロデスはこうあるべきという見本のような楽曲ですね。
イントロのピアノから先も期待を裏切らない展開。クリーンvoで入るのでそのままデス要素無しで進むかと思いきや、Bメロからデス声乱入。起伏もそれなりに激しく、サビの入り方も結構印象的。ドラムがバタバタしてますが、メロディが素晴らしいので気にしない方向でお願いしますね(笑
東欧ではロシア共々あなどれないメタル大国のウクライナ。
今後もウクライナのメタルシーンは要注目ですね♪
…てか、情報が少なすぎて注目しようにもできないって(笑
ちなみに、上記楽曲は公式のモノで、無料でダウンロード可能です。
ただし、wav形式で配布してますのでファイルサイズがただごとじゃないです。
1曲ウン十メガバイトあります。
公式サイトでは上記楽曲と他楽曲の計4曲をダウンロードできます。
もちろん、バンドオフィシャルのサイトですので安心です。
公式サイト → Sol Inside
2012年
4月
12日
木
Lullacryの新譜を聴いてみたわけです。
エクストリームメタルでは全然無くて、普通にメロディックなメタルなんですけどね。
これはこれでなかなか悪くはない。
Lullacry、実は昔から何気に好きなバンドなんですよ。こうした女性voフューチャー型メタルでは一番好きなバンドかもしれない。気を衒わずに普通のメロディックメタルをやってます。
で、新譜を聴いたついでに久々に旧作も聴いてみたわけですよ。
聴いて、思いました。
Lullacryの最高傑作はやっぱり3rdだった!
Alright Tonight
アルバム1曲目から、メロディックメタルはこうあるべき!という良曲。
ノリのいいストレートな楽曲。サビがカッコイイのはもちろんだけど、中盤で一度落とした後の展開が大好きなんですよね。ブリッジを少し変えて、サビが1オクターブ上がるという。
Don't Touch The Flame
アルバム中ではこの曲が一番好きだな。
ノリがいいんだけど若干のメランコリーを帯びてるのがイイ。サビまでは淡々と進んで、そのサビでメランコリーそのままに盛り上がる。中盤のサビから先の展開がいいよね。
This Time
ドライブ感がカッコイイ。凝った展開とかは無くて、最初から最後までノリノリ。
この3rd、何故か国内盤を発売しなかったんだよね。
2nd、4th、そして今回の新譜と国内盤あるのに、1stと3rdが無し。
レコード会社、何を考えてるのか分からん…
今回の新譜発売を機に、3rdを是非国内盤発売して下さい!
2012年
4月
10日
火
すっかり外も春めいた感じになったので、3作同時にレビューを追加しました。
文章に脈絡が無くてすみませんね。
少し過去モノもレビューを追加しようと思ったわけですよ。
今回レビューしたのは、この3作品。
まず、米国のメロディック・デスメタルバンドのThe Breathing Processの2010年2nd。
基本デスコアながら、スウェディッシュ・メロディック・デスメタルの色合いが強いバンド。
アルバム収録の中に、超名曲が2曲混じっています。
レビューはこちら → The Breathing Process - Odyssey (un) Dead
お次が、メロディック・ブラックメタル界の帝王Naglfarの名盤3rd。
メロブラ好きは言うに及ばず、メロデス好きにも十分にアピール可能なほどの超絶メロディ。
いや、全メロディ派メタルファンが一度は聴いておくべきメタル界の重要作品です。
レビューはこちら → Naglfar - Sheol
で、3作目が、トランス系メロデスバンドSilent Descentの2008年1st。
トランス系メロデス…、そうBlood Stain Childと全くの同系統。激似です。ただ、ちょっとウェットな雰囲気があるのは英国産ならでは。この系統が好きならマストな作品と言えるでしょう。
レビューはこちら → Silent Descent - Duplicity
というわけで、過去作品の3作連続投下。
このうち、Naglfarはつい最近に最新作が発表されたばかり。Silent Descentは今年に待望の2ndが発売されるとか。それもあって選んだ作品ではあるんですけどね。
それでは、ぜひレビューを読んでくださいね。
2012年
4月
07日
土
先日公開したDead By Aprilの2ndのレビュー。
それを書いてるうちに気になったことが多々ありました。
まずは、メインソングライターであるポンタスさんの脱退。ちなみに、ギターとクリーンvoも兼ねていたので影響は多大…かと思いきや、サポートメンバー扱いで参加とか。脱退後の2ndでもソングライターに名を連ねているので安堵。なんか、同時に脱退したギターのヨハンさんと一悶着あったとかないとか。ヨハンがいなけりゃ参加してもいいか…みたいな感じだったのか?他には、手広くソングライターとして活動していくと決心しての脱退とかいうウワサもあったりして微妙。
なので、現在バンドには正式ギタリストが存在しません。
確かにvoのジミーもバンドのソングライターですが、おそらくDBAとしての頭脳はポンタスさんだったのは間違いないところ。そう確信したのが、谷村奈南のFar Awayという曲。
全体的にはゴシック系を思わせながら、ハードなメタルとポップ感が混在。
この曲の作曲がまさにポンタスさん。
谷村奈南という人は全然知らなかったんですがうちのカミさんが知ってまして、そこからの情報によると、元々はこんな感じの曲を歌う人じゃないらしいですね。
そういう部分からも、この曲はほぼポンタスさん自身が全面に出ているのかも。
おそらく、DBAのもう一人のソングライターであるジミーさんは、短期間ながらも元Nightrageという肩書きから見て、もっとコアなメタル方向の楽曲を書いていたり、ポンタスさんの書いた曲のハードな面をさらにハードでコアなメタル方向へ振っているという役割でしょうね。
ちなみにポンタスさんは、そのFar Awayのカップリング曲であるBelieve Youというバラードというかガチなゴシック系というか、そんな沈鬱な楽曲も同時に提供してますね。
こっちは、ゴシック系が好きなら…って感じの曲です。
そんなわけで、こんなところでDBAが関係してるとは思いませんでした。
2012年
4月
06日
金
今回は2つのレビューを一気に追加しました。
どちらもアマチュア。まだレーベルとの契約もありませんし、CDも発売していません。
まずは、イギリスのモダン・メロデスバンドと言っていいのか、デス声フューチャー型メロディック・メタルと言っていいのか、ある意味既存のジャンルに収まりきらない自由奔放なバンドRavenface
自主制作盤ですのでアマチュアではあるんですけど、iTunes&Amazonでもダウンロード販売しているくらいなので入手はしやすいです。もちろん、アマチュアとは呼べないほどハイクオリティ!
いかにもUKらしい憂いを帯びた哀愁系メタルをベースに、北欧メロデス的なリフやデス声を盛り込みつつ叙情性豊かに展開する楽曲が魅力的。メロデス的といっても、爆走はしませんよ。
レビューはこちら → This Is Annihilation/Ravenface
もう一つは、ロシアのトランスコアバンド"The Rose Will Decay"
まだアマチュア(らしい)ですけど、なかなか興味深いバンドです。いろいろと荒削りな部分もあって手放しで褒められる作品ではないですが、音楽性やセンスに関してはアマチュアレベルの域を超えているので、今後の飛躍が期待できそうですね。
ちなみに、アルバムは公式サイトで全曲無料でダウンロード可能!ぜひ聴いてみてくださいね。
レビューと詳細はこちら → A State Of Emergency/The Rose Will Decay
2012年
4月
03日
火
期待して待った甲斐のある素晴らしい作品となったTracedawnの新作。
2012年、本年発売のアルバムで最初のレビューはコレになりました。
いやぁ、前作から2年半ですからね。長かったですよ。
2ndが微妙に地味な作風だっただけに、今回の作品は期待を大幅に上回りました。
ダイナミックな展開の楽曲が多くて嬉しい限り。
レビューはこちら
2012年
4月
01日
日
昨年に発売された2ndアルバム、Post Mortem
BFMV激似な音楽性だけど、これはこれでかなりイイな。
勢いあるし、少し荒削りな部分が好きだね。
BFMV、1stが一番良かった。それ以降はサウンドがまとまりすぎって感じ。
Black Tide、voはまだ18かそこらなんだよね。
次作あたりも若さを前面に押し出して、勢いのある作品を作ってほしいな。
ドラミングのアクションが面白すぎるww