Mind Tricks/Disarmonia Mundi

イタリア出身のメロディック・デスメタルバンドDisarmonia Mundi…ディサルモニア・ムンディと読んで下さい…が2006年に発表した3rd。
毎度のことながら…
イタリアは侮れん
イタリアン・メタルの紹介コーナーになってるな…

そもそもこのバンドはバンドとして機能しているのかどうかも怪しく、中心人物であるEttore Rigottiがクリーンvo、G、B、Dr、Keyとあらゆる楽器を使いこなし、更に作曲&プロデュース(ついでにアルバムのアートワークも)兼ねるという多才ぶり。
天は二物も三物も四物も五物も…あぁ、いくらなんでも与え過ぎですって
メンバーと言えるのは、スクリームvo&歌詞担当のClaudio Ravinaleくらいでしょうか。
メインのスクリームvoは現SoilworkのBjörn "Speed" Stridが担当していることでも有名。

さてこのDisarmonia Mundi、前作Fragments Of D-Generationも凄まじい名盤だったわけで、さすがにそれを超えるのは至難の業だろうという予想をあっさりと覆しました。

音楽性は、メロディック・デスメタルの正常進化形と言えるもの。分かりやすい例えで言うなら、SoilworkのNatural Born Chaosの次のアルバムがコレだと言われても納得出来る感じ。
(vo同じなわけだしな)
だからといってSoilworkのマネッコというわけでもなく、ハイテンションでメロディを爆走させながらも、効果的な、それでいて楽曲に自然な形でメロウなサビメロを載せていくあたり、もはや本家とも言えるSoilworkを超越してしまったと言っても過言ではない。

1曲目のResurrection Codeからしてヤバイ。
SEから始まり、一気にG&Keyがハイテンションに突っ込んできて、ツインのスクリームvoが載ってくる展開。で、サビのメロウなメロディが印象的。

4曲目のNihilistic Overdriveなんかはミドルテンポなイントロでスタート.


必聴はサビメロ。
一度聴いたら耳から離れないメロディ。
8曲目のProcess Of Annihilationも同じく。
たぶん、一緒に口ずさみたくなりますね。

9曲目のLast Breedは、とにかく疾走感が気持ちいい。
もちろん、サビメロもメロウで美しいんだけど。
ほとんど、最初から最後まで小細工なしに突っ走ってます。

11曲目にはPanteraのカバー、Mouth For War。
原曲に非常に忠実にカバーしてますね。
なので驚きはないんですが、バンドの音楽性にマッチしてます。

アルバム全体を通してハイテンションな楽曲を揃え、変に才能をアピールしようと楽曲の幅を広げようとしてないのがポイント高いのではないかと思いますね。

Ettore Rigotti、マジで凄すぎる

MIND TRICKS - DISARMONIA MUNDI

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