2011年度メタルコア大賞

もうすでに2012年の春になってしまいましたが、ここで2011年度のメタルコア大賞を個人的な主観のみで自由気ままに開催・選定してみようかと思います。

以前は某ブログで新年早々にやっていた企画なのですが、数年の中断期間を経て当サイトにてMetalcore系に特化した上で改めて開催することとなりました。

まぁ、ここ最近ずっとMetalcore系ばかり聴いていますのでね。

一部、Metalcoreとは呼べないものも混じっているかもしれませんが、それも個人の主観のなせる技ですのでツッコミは無用です。また、August Burns Redの新譜が華麗にスルーされているのも全て主観によるものですので、そのあたりも流していただくようお願いします。

 

アルバム部門

2011年に発表されたアルバムの中から大賞を含めて10作品を選出します。

 

アルバム大賞

Reckless 'Till The End/Tasters

栄えある大賞はこちらの作品!

デスコアっぽい突進力と若干のエレクトロニカ風味、それにクセになる叙情的なサビメロ。それらをかなり高いレベルでまとめた構成美がこのバンドの魅力と言えるでしょう。大賞は文句なしの選出。

国内盤もあるので、ブレイク間違いなしです。

レビュー済 - Reckless 'Till The End/Tasters

 

Reckless 'Till The End - Tasters


 

#2 The Long Way Home/Confession

惜しくも大賞を逃したConfession

オージーメタルコアらしい骨っぽいサウンドが持ち味…だが、クリーンvoのパートはかなり爽やかだったりもする。voはIKTPQの二代目ヴォーカリストだったりするので、音楽性は非常に安定している。

もっともっと盛り上がってもいいと思うのだが…。

 

The Long Way Home - Confession


 

#3 Death Dealers/Adept

元スクリーモバンドのメタルコア鞍替え作品(笑

アルバム1曲目から、あの1stは何だったのかと問いたくなるほどの重く・激しく路線の作品。全体的にアグレッシブでありながら、サビではかなりエモくなる…場合もある(笑。クリーンvoを(コーラス以外では)使っていない楽曲もあるほどメタルコア方面に踏み込んだ快作。

レビュー済 - Death Dealers/Adept

 

Death Dealers - Adept


 

#4 Great Faith In Fools/The Air I Breathe

メタルコア界の驚異の新人The Air I Breathe

テクニカル/プログレッシブ系の転調や起伏の激しさを盛り込み、グロウルのパートはデスコアかと思うほど激しく・重く、クリーンvoのパートはメロウに歌い上げる。とても新人とは思えない作曲センス。

レビュー済 - Great Faith In Fools/The Air I Breathe

 

Great Faith In Fools - The Air I Breathe


 

#5 Understanding What We've Grown To Be/We Came As Romans

We Came As Romansの待望の新作もランクイン

1stの方向性を更に推し進めた作品。グロウルパートはスリリングでシリアスな展開。クリーンvoパートはメロウ。楽曲構成がドラマチックでサウンドは徹底的にメロディアス。独自の地位を築いているバンドだと思う。

レビュー済 - Understanding What We've Grown To Be/We Came As Romans

 

Understanding What We've Grown to Be - We Came As Romans


 

#6 Echoes Of The Fallen/Anterior

コレ、Metalcoreじゃない…

1stはアグレッシブなメタルコア。この2ndでメロデス化(笑。もう、このジャケ絵そのまんまの作品です。で、この変化は大歓迎の強力作。ギターの弾きまくりっぷりが凄い。メタルコア/メロデスファン必聴の一枚。

 

Echoes of the Fallen - Anterior


 

#7 Robots/Casino Madrid

自称トランスコアは半分くらいウソです(笑

基本は直球のメタルコアで、シンセを積極的に導入している感じの音楽性。リズム系はトランスではないし、シンセもトランスしているわけではない。それだけに実にカッコイイ作品に仕上がっている。

レビュー済 - Robots/Casino Madrid

 

Robots - Casino Madrid


 

#8 Reborn/This Romantic Tragedy

バランス感覚に優れた良作!

すでに2009年のEPで期待していたバンドなのだが、こうして1stフルが発売されてみると、これが実に素晴らしい作品。シンセも導入しているがアクセント程度で、基本はシリアス系のメタルコア。

レビュー済 - Reborn/This Romantic Tragedy

 

Reborn - This Romantic Tragedy


 

#9 Arguments/Another Hero Dies

メタルコアというよりスクリーモかも…というバンド。

メタリックでシリアスな雰囲気が漂う作風で、こういったサウンドは大好物なので当然のランクイン。行き過ぎない程度にシンセを導入しながら、アグレッシブな展開の楽曲が多い。

 

Arguments - Another Hero Dies


 

#10 Reckless And Relentless/Asking Alexandria

迷った末の10作品目はAsking Alexandria

元からシンセの導入に積極的なバンドであったが、この作品ではシンセを導入しながらもアグレッシブな面を前面に押し出して、ここ最近のスクリーモ/メタルコア勢に見られる重く・激しく路線に乗った作風となった。

 

Reckless and Relentless - Asking Alexandria


楽曲部門

優れた楽曲に贈られる、大賞を含めた10作品です。

 

楽曲大賞

Hope/Adept

楽曲的には、この曲がダントツの大賞です。

メタルコアに限りなく近寄ったスクリーモ的サウンド。サビのメロディが印象的です。

 

#2 Desolate And Disowned/The Air I Breathe

強靭なグロウルパートが延々と続き、中盤から転調、そこからクリーンvoのサビ。展開が凄い!

 

#3 Stay Inspired/We Came As Romans

いかにもこのバンドらしいサウンドと展開。メロウながらも伸びやかなサビメロがGood!

 

#4 You're Just A Trend/This Romantic Tragedy

クリーンvoの比重が高い楽曲で、時に疾走したり時にメロウであったりと様々な要素が混在。

 

#5 Changes/From Atlantis

かなりアグレッシブなメタルコア楽曲…かと思いきや、サビの破壊力がヤバすぎる!

 

#6 Please Destroy This World/Tasters

アグレッシブなスタートからトコトン突進して、サビで一転。シンセの使い方もセンス良い。

 

#7 Worlds Apart/Times Of Grace

そりゃあ、メンバーからすればこれくらいの楽曲が仕上がって当然の納得作品。

 

#8 The Endless/The World We Knew

サビでこのバンドのイメージを破壊してしまったような爽快系メタルコア(笑

 

#9 Life Sentencer/Casino Madrid

ピコリーモっぽい楽曲でクリーンvoは爽やかなのに、グロウルは凶悪ヴォイス。

 

#10 The Fallen/Unearth

前作の正常進化で安定のUnearthクオリティ。なに、このクサメロは!?

 

新人賞部門

ここはすんなりとTastersと言いたいところだが、このバンドは新人じゃない。元々は別の名を名乗っていて、アルバムを2枚も出してる。その上、国内盤も発売してたりするし。だから除外。

 

というわけで、こちらのバンドに決定!

 

新人賞

The Air I Breathe

この微妙なルックスであのサウンドか?(笑

いや、まぁ順当なところですね。

 

ちなみに次点としては、SeriannaとかFrom AtlantisとかKill The Lycanあたり。

From AtlantisとKill The LycanはまだEPしか発売してないのでアルバム部門で入賞できませんでしたが、クオリティは非常に高いバンドなのでアルバム発売したらヤバそうです。

Seriannaはアルバム全体を通してのクオリティ維持が課題といったところでしょうか。

 

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